公園が世界の縮小版なら、と思う。だって、人が大勢いるけれど、皆幸せそうなのだから。
まだ少し兵士たちの足音が聞こえる。
僕はいろいろめんどうくさくてため息をつく。
同じ顔をした評論家達は、大方の予想に反して、あれは、長引くかもしれません、と予想をたてていた。
兵士たちの行進はまだまだ止まることはないのだ。
でもそれが一体僕らにとって何だって言うんだろう?
外は晴れていて、人々はいつもの場所にいた。
でも、向こうの終わりではそうではなさそうだ。
僕がそのことについて悲しむ必要があるだろうか?
僕はなにかしただろうか?
午後、僕と猫はまだ手に銃が握られていない事を確認している
そして思うんだ
「みんな自分のことだけ考えて生きていればいいのにな」
だれも僕らの世界で戦争が存在している事を認めやしないのだから