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おはよう

長い時間をかけて兄を殺した男が、罰をうける。
ある場所に連れて行かれ、そこは特に牢獄でもなければ、鎖につなげれらるわけでもない。
罰の内容は、そこに住む少女のそばにいること。
けれども少女は常に眠っていて、夢ばかり見ている。
たまに目覚め、男とを話をし、そしてまたすぐに眠りにつく。
男は何百年も少女が眠るのをただそばで見ている。
男はそこになんの意味があるのか考えるが、わからない。

「寝ていればいいよ」

「おやすみなさい」

「まだ寝ていたほうがいいよ」

「さようなら」

「もう少し寝てるといいよ」

「ありがとう」

「眠れるだけ眠るといいよ」

「おはよう」

「おかえり」

「おはよう」

「さようなら」

「ただいま」

「おはよう」

「まだそこにいたの」

「一体眠っているのは僕なのか、君なのかわからない」

「おはよう」

「ああ、おはよう」


上のような内容の小説を書いていたら、なんとその話の夢をみた。
断片的な部分の夢だったけれどなんだか悲しくなりました。ただ、答えもなくその場所で居続けるというのはとても悲しいことではないでしょうか。こんな罰はいやだ。
夢の断片を羅列したのが、上の文章です。

で、リアル世界に起きたら熱がでていて、ロキソニンと抗生物質を飲みました。
2時間くらいぼーとしていたら、熱下がりました。
ホットミルクに砂糖をたっぷりいれ、ごくごく飲みました。
寝ているときにきていたメールを返そう。深夜だけど返してしまおう。皆起きてしまえばいいのだ。
起きろ起きろ

おはよう_d0011742_2293832.jpg

by swansong_day | 2009-10-20 02:29


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