上野では

毎年、桜が咲く頃には上野公園に行っている。
理由はそんなになくて、あそこだったら夜行っても花見客がたくさんいるだろうと思い、
夜になったらこちらもぶらぶらし、桜と、酔っ払いたちの写真を撮る。
毎年行くと酔っ払いたちの、若いのも、中年のも、その乱痴ぶりを眺めあきれていたものだけれども、
上野駅からあふれかえる人たちを眺め、その人の多さにうんざりしていたもだけれど(
自分もその中の一人になっているのだけれど)、

「あれ・・・?」

節電のために公園内はほとんど暗くて、桜のピンク色がほとんど判別できない。
雨が直前まで降っていたせいだろうか、人手もまばら。
夜店が何店も並んでいて、立ち止まるのも大変だった神社の横のとおりも人がいない。全然いない。
夜店のおじさんおばさんは手持ち無沙汰だ。
なんだか寂しくなりすぐに上野から離れた。こんなんで景気どうなるのだろう。

いろんな意見があるのはわかる。震災後、なにが正しいのかはっきりするのも難しくなった。
僕だっていろいろ迷っている。
それでも、それでもだ、一体酒のみの人たちはどこいったのだろう?
なんて根性のないやつらだろうか。
江戸っ子って災害があっても、祭りでふっとばそうと見栄張っていた人種なんじゃないのか!?

なんて、自分勝手な主張をぶつぶつ繰り返し、帰り道スーパーにひやかしに入った。
お肉売り場でお肉を見ていた。
で、小さな子供が走ってきた。
そしてなぜか僕の前でびたんと転んだ。
起き上がって悲しそうな顔で僕のことをみあげ、泣き始めた。

「あれ・・・?」

い、いかん、これは、あれだ、悪いのは僕、という雰囲気に見える。
む、むざいだ!!なんとかしないと!

そしてあせった僕は子供を助け起こしながら、なんと言ったか、

「大丈夫?お母さんに言っちゃだめだよ、へへ」

はっ!違う、そんなこと言おうとしたわけじゃなかったのに!これじゃあまるっきり犯人じゃないか!!
幸い親御さんはすぐ近くにいたらしく笑いながら子供連れて行った。
我ながらなんと最低なせりふであったであろうか。うへっへっへっ。

少し、元気になった。
ん・・・あれ?元気になっていいエピソードだろうか?
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# by swansong_day | 2011-04-09 23:58

ナポリタン愛

ナポリタン伯爵に申し訳ない。

と、男はつぶやいた。
後悔ってやつはいつだって夜があけてからちゅんちゅんなくすずめと共にやってくる。
後悔という特殊な波にさいなまれ、男は仕事が手につかなかった。
時折通りかける同僚にめんどくさく絡み、焦りをかくそうとしていた。

男になにがあったのか。
それは昨夜の中野の出来事。
ちょいチェーン店っぽいけれど、清潔な洋食屋さんがあったので
男(紳士、そしてシャイ)はメニューを観た。
「あ、ナポリタンあるんだ・・・」
男はナポリタンを愛していた。本格イタリアンの店には決してその名は見ないけれど、
日本人の心の奥さん。ナポリターン!アイシテルゼ。

手をあげて注文しようとした、視線をずらした、ハヤシライスがあった・・・
ハヤシ・・・ライ・・・ス・・・?ハヤ・・・

男はハヤシライスも愛していた。
なぜかハヤシライスを頼んだ・・・、どれだけ煮こまれたのかおいしかった・・・。
お店のお姉さんもきれいだった・・・。ビールも頼んだ・・・。そして帰宅した・・・。

そして今日、男、というか僕はナポリタンへの贖罪の心でいっぱいだった。
仕事せずにナポリタンを毎日のように食べあるく人のブログを見つけ没頭していた。
確かにそこに愛はあった・・・
ぜったぁああああああいに今日はナポリタンを食べる!いや、もう飲む!すべてはなぽりんたんのために!!

しかし・・・、
昼⇒マグロカツ定食
夜⇒もりそば、焼き鳥

自分がわからない・・・。
っていうかナポリタン伯爵ってだれだ・・・。
あれー?なんでナポリタン食べなかったんだろうか?あれー?
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              なによ、この話。
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# by swansong_day | 2011-04-05 00:26

わしゃわしゃ

昨夜の夢はわが家の愛犬を僕がいつもどおり
わしゃわしゃ撫で回している夢だった。
わしゃわしゃわっしゃしゃしゃ、しゃしゃっっしゃー。
眼いっぱいの愛情表現に犬は喜び、うざがり、無視したりしていた。
それで気づいたら若かったはずの、僕はおじいちゃんになっていた。
皮と、骨の、自分で立ち上がれないくらいの老人になっていた。

老人僕は、思った。
「なんていい人生だったんだ!ラッキー。神様サンキュー。」と。
目覚めた僕も思った、あいついい一生おくってやがったな、と。

え、それだけですよ?
え?なんの話?幸せのはなしですけれども。

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# by swansong_day | 2011-03-29 00:17

いつか

いつかそこに行きたい。
本当は近いのに、夢以外で行けない世界に、たどり着けないからまだこの夜を漂っている。
時々、悲しくて、夢の世界が美しすぎて、叫びたくなるけれど。
だけど、だけど、この世界だってそう悪くないんだぜ。
だって、ここにはママが作ったナポリタンと、塩おむすびがあるから。

全部くだらない。

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# by swansong_day | 2011-03-27 02:37

地震

いま自分ができることはなんだろうか。
誤解を恐れずに言うと、この状況を含む日常を"楽しむ"ことだった。
友人知人がだれも死んでいないからこそいえることかもしれないが、無事だった自分が楽しまなければこそ、リアルに苦しんだ、苦しんでいる人たちに申し訳ない。
僕は、絶対に祈らない。自分ができるくだらないことをやる。
そんで不平も不満もできるだけ言わないようにしよう。
いろいろ考えさせられました、教えられました。

・・・、と、タモリ倶楽部の録画物を見ながら思った。
それにしても、鳥おおいな・・・↓

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# by swansong_day | 2011-03-16 01:59

旅行

福岡に行ってきました。
なぜか最近話の中に福岡のことがよくでてきて、
友人が1日限定のイベントを福岡で開くときき、
ちょうどいいと思い、小踊りしながら行って来ました。
そういえば最近飛行機に乗るような旅行していなかったなと思い羽田から搭乗。
わずか1時間半でついた。
そこで福岡の友人、石川の友人、東京の友人と会え、気持ちいい夜をすごさせてもらった。

自分、よく旅行にはでるがあんまり観光しない。
現地の方とも会話なし。現地の犬とは接触あり(こっちから)。
訪れた場所をぶらぶら歩いて、たまにお茶して休む。それだけ。
じゃあ、なんで旅行に行くんだろうと思うけど、
まあ、知らない土地をぶらぶら歩くのもいいもんですよね。
福岡・天神の明るくて、ぎらぎらした街を歩きながらそう思いました。
別に旅にでなくたって、なにもかわらん。でも旅に出るとちょっとだけ気持ちが浮く。
それが楽しい。

今月から3ヶ月勝手に旅行キャンペーンをはることに決めました!!
第一弾は福岡。来月は京都。再来月は九州のどこか。
いくぞー!まってろよー!全国のココイチ!!おー!

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# by swansong_day | 2011-03-08 22:36

名言

「なぜたった一つの約束も守れなかったのか?
そりゃああんたが約束を破ったからだよ。真実、それだけ。言い訳はいらんでしょ。」

居酒屋で会計時
と、知らないおじさんに言われた。(一言一句確かではないが)
・・・・え?

・・・酔って言う相手を間違えたそうです。
死ぬほどどっきりしました。思わず言い訳しそうになりました。
ええ、正直こころあたりがたくさんありすぎて泣きそうになりました。

でも、お母さん、僕犬との約束だけは守るよ!!

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# by swansong_day | 2011-03-03 01:04

甘い記憶

時々、無意識に歌を歌ってしまう癖があって
PCとか操作しながらふんふん歌ってしまう。
本日は最近自分の中で流行の聖子ちゃんの「sweet memories」を歌っておりまして、

失った~夢だけが
美しく見えるのは何故かしらぁ~
過ぎ去った優しさも今はぁーあまーい きおーくー すぃーとめもりーずぅー

と本日も歌っておりましたら
それをきいてた人が、「あ、それ!」
というから古い歌なのに知っているのかな?と思って聞いてみたら、

「なごりゆきですよね!?」

と言われた・・・。
なご・・・?いるか?いるかさん?俺今歌のなかで「雪」って一言も言ってないよね?
おもしろかった。

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なんか、おしいけど、違うよ・・・。でもなんだかおしいんだよな。
まあ、なごり雪もsweet memoriesも僕全然世代違うんですけど。
いえ、詐称はしておりません。20代です。まだ。はい。
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# by swansong_day | 2011-02-25 01:00

みのしろきーん

昨日、我が家の犬に

「身代金をもってくるワン・・・」

と、いわれる夢を見ました。

ぜひ、持って行きたいと思いますので、具体的な金額をお伝えいただければと思います。
小切手でも大丈夫ですか?
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# by swansong_day | 2011-02-24 00:45

雪の国へ

帰省してまた、推定10キロほど育って帰ってきました。
実家の犬も猫もまだ覚えていてくれたみたいで、僕を見るなりだかだか寄ってきて
「チーズ持ってませんか?チキン持ってませんか?」
と愛情こもった挨拶をしてくれました。手になにも持ってないと判断したら
ふー、という顔して離れていきました。
愛は・・・。

年々、帰省というかもう観光に行く気分になっていて
家族も東京からちょっときた人という感じで
それはもう地元の名店や、観光地につれていってくれます。
自分の部屋は猫の部屋と化して(10畳すべて猫に与えられていました)客間に寝てました。

お父さんの演説を間近ではじめ聞いたり、お母さんの若い頃の話を話を聞いたり、
生まれて初めてカラオケで兄とデュエットするというほとんどしたことない体験をさせていただきました。
ありがとうございます。
もう大抵は知り尽くしたと思っていた田舎ですが、全然でした。
人間も同じように知っていると思っていても、まだまだ知らなかったりする部分もあったりするんだろうな。
おもしろいなー。
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# by swansong_day | 2011-02-16 23:23