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Eat猫

お昼は、「猫だ!猫をくれ!!なんでもいいから、にゃー、と鳴く丸々とした奴をっ!!」
と、心の中で悶えながら、外見は落ち着いた感じでカフェーで
本を読みながらカプチーノを啜っていました。
後ろの方に座っていた、若いお兄ちゃんが、
「きょーう、暑いからぁー、夕方までぇー、外出るの、NGなぁー、なぁー」
って、大きな声で言ってた。出ろ、出て、こんがり焼け目でもつけろ。っていうかNGってなんだ?なんの意味だ?
なんて、思って、ぱっと前を見たら、向かいの席の綺麗な若いお姉さんが泣いていた。
泣いているのか、笑っているのか、分からないくらいに肩を小さく震わせて泣いていました。
でも、珈琲テーブルの上の携帯は何度も震えてていて、持ち主を呼び続けていました。
次に、顔を上げた時もう彼女はいなくなっていましたが、
嬉しくて泣いていたのか、悲しくて泣いていたのかよく分かりませんでした。
「だからー、ガイシケイはさぁー、初任給でぇー、30万はいくって兄ちゃんが言ってたからぁー」
なんて言うアレな兄ちゃんと、泣いていたお姉さんに囲まれて、変な気分のお昼でした。
そして、読んでいた本の次のページをめくったら、「あっ」っとしました。
そのページには女の子が1人で涙を流すシーンが書かれていたのですから。
ちょっとしたことですが偶然ってすごいなと思いました。
夜は横浜で家族とご飯を食べました。
飯もいいが、猫もくれっ。
by swansong_day | 2005-09-19 01:38


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